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團菊祭



五月歌舞伎座は團菊祭。恒例の市川家と尾上家の豪華共演。今年は12世團十郎の五年祭でもあります。


目力あります。

最初の演目は河竹黙阿弥の流れるような七五調が小気味よい弁天娘女男白波。序幕はご存知鎌倉の呉服屋浜松屋の店先から。この段は以前菊之助で観たことがあるけれど、今日は菊五郎の弁天小僧。男と見破られた後の開き直ったセリフ回しが楽しい。日本駄右衛門を海老蔵が演じます。今日の序幕では日本駄右衛門が浜松屋の子供だったという顛末はなし。なるほど端折ってもいいんだ。
この後稲瀬川で白波五人男が勢ぞろいしての名乗り。しらなみと書かれた番傘を手にした五人の男が花道に揃う姿は、これぞ歌舞伎。初めて観た時は四階の立ち見席だったので番傘しか見えなかった悲しい思い出があります。
第二幕は追っ手に追われた弁天小僧が極楽寺の屋根の上での大捕物シーン。同じく極楽寺山門での日本駄右衛門の捕物。屋根がひっくり返る大掛かりなセットが楽しい!


二つ目の演目は鬼一法眼三略巻 きいちほうげんさんりゃくのまき の菊畑。京都今出川にある兵法者、吉岡鬼一法眼の庭は今が菊の盛り。病の父に代わり平清盛の元へ出仕した一人娘、皆鶴姫の供をした奴の虎蔵が一人で帰ってくると、鬼一がなぜ姫よりも先に帰って来たのかと責める。同じ奴の智恵内に杖で打たせる。
実は虎蔵は義経こと牛若丸。鬼一の秘蔵する軍法の秘書三略巻を求めて奴に身をやつして仕えています。智恵内は幼少の頃別れた鬼一の末の弟の鬼三太で今は義経の家来です。この吉岡鬼一は三人兄弟で、長男鬼一は平家。次男、鬼次郎と三男、鬼三太は源氏の家来です。
智恵内こと鬼三太が牛若丸の家来であることを見抜いた鬼一がわざと智恵内に牛若丸を打たせてみせるシーン。まるで勧進帳。
菊畑の中、白髪の鬼一、美しい赤姫の皆鶴。前髪の若衆虎蔵。男盛りの智恵内のそれぞれの衣装の配色の美しさがまるで菊人形のような話よりも目を楽しむ一幕。
ちなみに次男、鬼次郎は常盤御前が再嫁した一条大蔵卿の家に忍びこみ大蔵卿の真意を知る役。
この菊畑。次の奥畑、一条大蔵譚の三段が鬼一法眼三略巻を構成しています。

最後の演目は舞踊劇。六歌仙容彩の一人、喜撰法師。春爛漫の京都東山へやってきた喜撰法師は、ほろ酔い機嫌で祇園のお梶を口説きますが、全く相手にされません。そのあと迎えに来た弟子達と賑やかに住吉踊りを踊り本坊へと帰って行きます。ちょっと助平な坊主が遊女や小坊主達と小粋に踊る楽しいはずなのですが、菊之助がちょっと堅い。今まで観た美女や勇者のイメージがまとわりついてなんだか物足りない。勘三郎が演じたらさぞかし!

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