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めぐりて たゆとう




以前、京橋のレトロなビルに入っていた あらかわ画廊が銀座に移転しました。なんと大好きな奥野ビルの斜め向かいのビルの三階です。これはこの周辺を歩く楽しみが増えたとほくそ笑む私。次回の展示のハガキが届き、その美しい写真を眺め、開催時期を確認。コンサートが無事終演したら観に行こうと密かに励みにしていました。

八重洲に用があったので、そのまま銀座へ。路面の画廊ではないのでビルを注意してみていたら二軒目にありました。ドキドキしながらガラスの扉を開けたら静かな水底のような気が溢れていました。


小原京美さんとおっしゃる作家さんとお話ししたら、古い着物の裏地に描いていると教えてくれました。画材として棉、麻、紙に比べて絹は動物性の素材なので耐久性が悪いそうです。しかも古い着物なのでさらに短くなるとのこと。その儚さゆえにこの画材との出会いを喜んでいるような雰囲気が。まだこの画材と出会って10年しかたっていないと軽く話しています。
私の友人達も自分の制作に合う素材探しに何年も費やし、出会ったら一筋に何十年も追求。本当に作家達の根気と執着心には頭が下がります。


小原さんは元々は油絵を専攻していたそうです。思考錯誤をし、絹に出会った頃は二枚重ねにして膠で膜を貼り、面相筆で描いていたそうです。日本画の王道。ある日、地塗りを辞めて絵の具が滲んで行く様に魅せられたとのこと。以前の作品も一点見せてくれました。暈しのない線描でした。新しい手法を得て、自分の中のテーマも確立されてきたのでしょうか?
ゆらめく たゆとう というタイトル。たゆとうとはゆらゆらとして定まらない様だそうです。気持ちのいいゆらぎがこのシンプルな白い部屋に馴染んでいました。






これは着物の袖の部分。対の作品がハガキのモチーフ。
あらかわ画廊
銀座1-10-19 銀座一ビル3階
29日まで開催しています。

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