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文楽シネマ



歌舞伎シネマはポピュラーになったけれど、今朝、東京写真美術館ホールまで出掛けて見たのは文楽シネマ。朝一回だけの上映。しかも今月一杯ということで慌てて見に行きました。

この映画は日本の伝統文化、特に人形浄瑠璃-文楽に魅了されたカナダ出身のマーティ-グロス監督が文楽の演者達の協力を得て制作した作品。38年前に太秦でセットを作って撮影されたそうです。主要な出演者10名が人間国宝に認定されており、すでにご逝去された方も多く、昭和を代表する文楽名人の至芸を堪能出来ます。


演目は冥土の飛脚。遊女梅川と飛脚問屋の後継養子忠兵衛の駆け落ち物語。
世界には人形劇はたくさんあるけれど、こんなに表情豊かで、人情の機微を表現できる人形遣いはないですね。忠兵衛を遣っているのは立役の最高峰と歌われた初代吉田玉男。さすがの色気。男のプライドを傷つけられた忠兵衛がかっとなって公金の封を切ってしまう場面。人間と人形が同化していました。
淡路町の段。封印切りの段。新口村の段。の三段で構成されていますが、どの段の太夫も三味線も素晴らしくて、改めて義太夫の迫力に感嘆しました。
この映画は海外で上映されたものの日本では劇場公開されなかったそうで、幻の文楽映画と呼ばれていたそうです。2010年にデジタルリマスターされて2011年3月に同ホールで公開されたそうです。震災の時期と重なりますね。やっと公開されたにしても大変だったことでしょう。今回少しでも多くの人が見ることができるといいですね。
駅の近くにカレー屋さんを見かけて思わず吸い込まれてしまう。来週インドへ行くのに、うっかりしてた。

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