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玉三郎 舞踊三昧



今年最後の歌舞伎は、贅沢にも玉三郎づくし。12月公演は朝、昼、夜の三分公演。夜公演が、なんと二本とも玉三郎主演の舞踊劇。この公演を見た翌日インドへ行くので本当にいいタイミング。

最初の演目は『二人椀久 ににんわんきゅう』玉三郎と仁左衛門のコンビが有名だけれど、今日の玉三郎のお相手は勘九郎。豪商椀屋久兵衛(勘九郎) は遊女松山(玉三郎) に入れあげて身代を傾けたので座敷牢につながれてしまいます。松山恋しさのあまり気が狂い、牢を抜け出してさまよい歩いています。さまよいまどろむうちに恋しい松山に再会します。二人で連れ舞いをし、逢瀬を楽しんだのもつかの間。松山の姿はなく、全て幻だったと気がつくのでした。普段立役で男っぽい役のイメージの勘九郎が玉三郎相手に恋に狂う男を切なげに演じていて新しい一面を見せてくれました。玉三郎の美しさはため息が出る。上村松園の円窓美人さながら。


後半は贅沢にも五人の白拍子花子が登場する『五人道成寺』 玉三郎、勘九郎、七之助、梅枝 、児太郎が華麗に舞います。桜の花吹雪の中、鐘供養が行われる道成寺に花子と名乗る白拍子が鐘を拝みたいと訪れます。供養の舞を舞うのならと許され、舞い始めますが鐘を眺める目が怪しく輝き、形相が変わります。ついに鐘に飛び込み蛇体となって鐘に巻きつきます。花子は叶わぬ恋の恨みから熊野詣での僧安珍を焼き殺した清姫の亡霊だったのです。玉三郎が若手の役者たちに混じっても可憐さで遜色ないどころか、四人を引っ張りあげています。眼福てこういうものを見たときにいうのかしらね。


この美しいイメージを持ってインドへ行こう。

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