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新薄雪物語・後半

Photo 先日昼公演で見た「新薄雪物語」。謀略にはまった若いカップルのその後を懸念していました。チャンスがあって夜の公演に。少し早めに来れたので木挽町通りでお茶をしてから。


Photo_2 歌舞伎座の横に鎮座する「歌舞伎稲荷大明神」。芸事にとって神様は大切な縁。


Photo_3 会場の入り口で物語の人物相関図をいただく。この第三幕はまさに父親どおしの腹芸。物の通りの解った物同士の腹の探り合いと言うか、含みのある芝居。お互いの子供を交換して自宅で預かっている二人の父。薄雪姫を預かっている園部兵衛はこの事件は秋月大膳の陰謀だと確信しているが証拠がない。姫が六波羅に捕えられて責め殺されてはと案じ、館から落ち延びさせます。この別れのシーンも涙を誘います。

そこへ姫の父で兵衛の息子佐衛門を預かっている幸崎伊賀守から使いが。佐衛門が謀判を白状したので伊賀守がその首を打ったという。同罪の姫の首も打つようにと。嘆く佐衛門の両親。すでに落ち延ばした姫を捕まえようと言う母。息子の首を打った刀を見て何事か得心した父兵衛。伊賀守が首桶を持って現れるのを妻に接待させて自分は奥へ。

やがて伊賀守(幸四郎)が足元おぼつかなく現れる。しばしの後、兵衛(仁左衛門)も首桶を手に奥から。ここで二人の父親が同時に首桶のふたを開ける。客席が一瞬シーンとして固唾をのんで見守る中、開いた桶・・・。まさにこの二人の腹の探り合いは見ごたえあります。よろよろしていたのはこのためだったのね。首桶の中にはお上への訴状が。そして二人の父親は子供たちのために自らの腹を切っていたのです。重厚なシーンでした。


Photo_4 シーンが代わって刀鍛冶正宗(歌六)の家。正宗は清水寺で殺された来国行の父に師事していました。国行の息子国俊(橋之助)(は父から感動された後吉介と名前を変え正宗に師事。娘のおれんと恋中です。正宗の息子団九郎(吉衛門)は秋月の悪事に加担しています。父が刀鍛冶の秘伝を教えてくれないことを恨み、盗み出そうとしています。

吉介が自分の師匠の孫だと気づいている正宗は、ある夜風呂番を吉介にさせて湯の加減から大事な刀を打つ秘伝を授けます。それを陰から見ていた団九郎。湯の中に手を入れて秘密を知ろうとすると正宗がその右手を切り落としてしまいます。傷ついた団九郎を手当し、父が今までの思いを語ります。父の思いを知った団九郎は改心。そこへ落ち伸びてきた薄雪姫。それを追う獲り物達。改心した団九郎が皆を逃がし大立ち回り。片腕になった団九郎が丁々発止の大活躍。まさに歌舞伎のシーンです。

Photo_5 波乱万丈の後は湯上りののんびりムード。夏祭りの夜、湯あがりに涼んでいる老夫婦。(菊五郎と佐團次)遠くから聞こえてくる祭り囃子に若いころを懐かしんでいると、まるで昔の自分たちのような2人が・・・。これから踊りに行くと言う二人。一緒に踊りだす老夫婦。粋で楽しい掛け合いが始まります。やがて8人の若人たちも飛び入りして賑やかに祭りの夜が更けていきます。


Photo_6 今日の幕間はちらし寿司。


Photo_7 デザートは今が旬のアユ。美味しゅうございました。

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