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リスボンに誘われて

Img2_2 リスボンが舞台になっているしっとりした映画を見ました。「リスボンに誘われて」ジェレミー・アイアンズ演じる主人公ライムントは妻と離婚してから可もなく不可もない地味な生活を送っている高校教師。実力ある教師だけれど退屈と思われている。

通勤の途中偶然身投げをしようとする女性を助けたことから思いがけない新しい自分を見つけていきます。彼女の残した赤いコートのポケットに入っていた一冊の本とそこに挟まっていたリスボン行きの切符。彼女を探して駅に行くが女性は現れず思わず発車した汽車に飛び乗ってしまいます。

そして読み始めた一冊の本に誘われてリスボンの町を失われた過去を求めて歩き回ることに・・・。導入からミステリアスで引き込まれていきます。主人公始めキャストがそれぞれ魅力的で、リスボンの美しい街並みがより旅情を誘います。シャーロット・ランプリング、ブルーノ・ガンツ、ジャック・ヒューストン、マルティナ・ゲデック、メラニー・ロラン、クリストファー・リー等々豪華ないいキャスティングでした。

100冊しか出版されなかったこの本の作者を求めていろいろな人を訪ね歩く主人公。1974年のポルトガルの革命の日に亡くなったもう一人の主人公、この本の作者アマデウ。彼と彼を取り巻く人びとの友情、愛情、裏切りが少しずつライムントによって明かされていきます。アマデウの死後、ばらばらになり風化したようなそれぞれの人々も突然現れたライムントにより目をそむけていた過去に向き合うことで固まっていた心がほどけていきます。

そして40年前のポルトガルの革命を支持した若者たちの情熱に主人公ライムントも今までの人生になかった選択ができるようになっていきます。人生は思い経ったときから又鮮やかな色がよみがえるんだと言う暖かい気持ちのラストシーンがよかった。学生運動盛んなころに青春を過ごした元若者には懐かしい記憶がよみがえる映画では?


Img_00012 リスボンの街並が魅力的。洗濯ものが干してあったり、庶民的なバルや屋台の果物屋、主人公の泊る小さなホテル。細い路地裏もすり抜けていく路面電車。街を見渡せる展望台等々。主人公と一緒に歩きまわる楽しさもあります。

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