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仁左衛門にまたまたうっとり・・・

Photo 9月の歌舞伎は夜の部で仁左衛門が孫の千之助君と連獅子を踊ります。これが楽しみ。今回は久しぶりに秋葉原のKさんとご一緒に。

Photo_2 明智光秀が本能寺で織田信長を暗殺した後の、光秀一家の悲劇を描いた作品。私は今回j時間が間に合わなくてこの演目はパス。Kさんは最初から見ていましたが暗い話で淋しかったと。


Photo 仕事が終わってからこの演目に間に合うように駆けつけました。幕間に席に着けてやれやれ。Kさんが美味しそうな季節限定のお弁当を用意してくれたので2人で舌鼓を打ちながら高まる期待でワクワク。始まる前から観客の熱気を感じます。

文殊菩薩が住むと言われる霊地・清涼山。その麓にある石橋に手獅子を抱えた狂言師の右近と左近が登場して石橋のいわれや、親獅子が仔獅子を谷底へ蹴落とし、仔獅子が必死に登ってくる様を舞います。仁左衛門と千之助が白い毛、赤い毛の獅子頭を持って優雅に舞います。この演目は今年の田中社中の会で拝見しました。田中さんとお弟子さんの息のあった踊りが見事でした。こういうシチュエーションだったのかと納得。

狂言師2人が去った後に二人の僧が登場。一緒に山を登るうちに宗派の違いで口論に。そこへ吹いてきた不気味な風・・・。驚いた二人がおびえて逃げ出すと親獅子と仔獅子の精が現れて、勇壮に毛を降り舞い始めます。

仁左衛門の円熟した、艶のある演技と、若いエネルギーを出し惜しみしない千之助の切れのある舞が醸し出すハーモニーがなんとも言えず美しい。一瞬たりとも目を離したくない、そんな熱い観客の視線が会場を覆っていてなんとも気持のいい空間です。緞帳が下りた瞬間に一斉に溜め息が漏れてきました。贅沢な時間をありがとう。

コーヒーでも飲んで興奮を収めようと2階の売店に。自販機のカップの図柄がどれも違う隈どり模様なので思わず持ち帰りたくなりました。そこかしこにミーハー心をつかむ憎い演出がちりばめられています。要注意。


Photo_4 「そがもようたてしのごしょぞめ」 と読みます。ルビがないと読めません。河竹黙阿弥作の七五調の名セリフと衣裳のあでやかさが楽しめます。敵味方に分かれた登場人物が口上のように台詞を回しあう冒頭のシーンが面白い。出番は少ないけれど秀太郎の訳知りな女将さんっぷりがなんともいい味。

浅間家の元家臣五郎蔵の染五郎。腰元皐月との不義を密告されてお家追放。それを密告したのが元同僚の土右衛門・松禄。追放された染五郎は廓の剣客に、皐月は花魁に。どうやら松禄は皐月に思し召し。染五郎が旧主のための金策に困っていると廓を訪ねた松禄がポンと大金を皐月に。

大金を受け取らせるために染五郎に愛想尽かしをする皐月。ところが染五郎は金を受け取らず逆上。松禄は金の力で皐月をなびかせ、披露目の行列をしようとするが皐月は意気消沈。見かねた花魁仲間の逢州が皐月の内掛けをまとって代わりに行きましょうと言ってくれる。

ところが・・・、明かりの消えた真っ暗な夜道に待ち伏せた染五郎。行列を襲い皐月と間違えて逢州に手を掛けてしまう。なんだかよくわからない展開に・・・。登場する女は粋なのに、男はなんてだらしないのと言う印象が残った作品。でも連獅子で皆満足しているからいいんです。

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