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あなたをだきしめる日まで

Img2頭の上で太陽がサンサンと照りつけている暑い日、さえぎるものがない長い道をテクテク歩いてやってきました埼玉芸術劇場。ピアニストのYさんと「あなたを抱きしめる日まで」を見にきました。1人で映画を見ることが多いのでどうしても偏ってしまいます。他の人から誘われたら可能な限り行くと思いがけない作品を見ることができます。この映画のことも全然知らなかった。

Yさんは「もうひとりの息子」を見た時に予告編でこの映画を知ったそうです。本を読もうと思ったけれど活字が小さいのでいやになったとか。うーん、すごくわかる。芸術劇場は久しぶり。大宮か赤羽で乗り換えないといけないのでちょっと敬遠していました。映像ホールで定期的な映画会をやっていたのも知らなかった。Yさんの家は北赤羽なのでここはホームグランドみたいなもの。

この映画は10代で未婚のまま出産した母親が50年前に生き別れになった息子を探す話です。不始末を仕出かしたという烙印を押された若い母親達が子供と一緒に収容されているカソリック教会。家族からも見放されどこへも行く場所がなく、教会で働きながら一日一時間だけわが子と会えるのを楽しみにしている母親達。しかし教会が何組ものアメリカ人の夫婦に養子を斡旋。しかも多額の謝礼付きで。母親たちは有無を言わさず承諾書にサインをさせて。

ジュディ・デンチ演じるヒロインは教会を出てから看護師の勉強をして資格を取りその後結婚して娘を儲けます。息子のことはひとときも忘れたことがないけれど、家族にも言えない秘密。幾度か教会を訪れて息子の安否を聞いても教えてくれない。

息子の50歳の誕生日、いつにない悲嘆に暮れた様子に娘が訳を尋ねる。母の秘密を知った娘が頼もしい。 TVのキャスターを降板させられたジャーナリストにこの非人道的な話をして息子(兄)を探す手伝いを頼みます。

このキャスターは政治記者上がりなので三面記事は追いかけたくないという態度だったけれど、大手新聞の編集長から勧められてしぶしぶ受けることに。本人はオックスフォード出身の超エリート。ヒロインをロマンス小説とダイエット記事にしか興味がないおばさんとちょっと見下している。

そんな二人が息子を探しにワシントンまで。そして旅をしながらだんだん二人はお互いを理解し、自分にないよさを相手に見いだして気持が近づいていく。この道程の二人の会話がとてもいい。

探していた息子はアメリカ大統領の政治顧問をするほどの優秀な人材だったけれど思いがけない結末が・・。いくつになっても、新しい出会いや経験で自分の小さな殻を壊して目覚めるのは素敵。そんな映画でした。

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