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幸せな画家

1 年明けから楽しみにしていた展覧会が始まりました。日本にもファンの多い20世紀最後の巨匠バルテュスの大規模な回顧展。会場は東京都美術館です。heart04

ちょうど連休の狭間のどっちつかずの平日。会津のHさんの書道のクラスが終わった後で上野で待ち合わせ。金曜日なので美術館は夜8時までやっているから他の日よりは混雑しないだろうという二人の読みが当たりました。そこそこ混んではいるけれど自分のペースで楽しめます。happy01

5 これは私が一番好きな作品の1枚。40枚の小さな木版風に描かれた連作です。レマン湖のほとりで猫のミツを拾った少年バルテュス。猫と一緒の楽しい日々の様子が描かれてます。クリスマスの夜に居なくなったミツ。少年はあちこちを探して最後に泣いているシーンで終わり。詩人リルケによって本になっています。これがバルテュスのデヴュー作。なんと11歳。そして詩人は母の恋人で父親代わりだったそうです。早熟な美少年は詩人にも愛されたのでしょうね。すでにここで並の人と違います。

ミュージアムショップには沢山のグッズが。ミツと書かれたマグカップ。ミツコさんこれは私用と大喜び。いいな~。

2 「美しい日々」 少女が手にする鏡。暖炉の赤い炎、不思議な空間。

3 「猫達の王」 画家自ら猫と一体化。

4 「窓、クール・ド・ロアン」 なんて静謐な空気が漂う窓辺なのでしょう・・・。

都美術家の地階から2階までを使って、1章から5章に分けての展示。1~4章までが初期から晩年にかけての作品。最後の章は画家が愛用していた品々の展示になっています。少年から青年期、壮年期と少しずつ変化していく中で変わらず存在する限りなく具象なのに抽象的な魅力。猫と少女と自然が画家のお気に入りのモチーフ。そして自画像も。

城に住み、30歳以上離れたしとやかな日本人の奥様と綺麗なお嬢さん。端整な容姿でキャンバスに向かう時も羽織はかまやちょっと凝った衣裳を身につけて、その存在だけで絵になる画家が生み出す作品。会場を漂っているだけで楽しくなります。

Photo 入口には夢みるテレーズがお出迎え。オーヴも遊んでいました。こんなに彼の作品を一同にみる機会はなかなかありません。お勧めです。

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