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こいつぁ春から縁起がいい・・・2

立春を迎えたのにこの寒さ。ちらほら雪も舞っています。snow 先月に続いての歌舞伎鑑賞。染色家KさんというよりKさんのご主人のおかげでチケットがやってきました。今月の出し物は遠し狂言「青砥縞花紅彩画・あおとぞうしはなのにしきえ」。ご存知「白波五人男」のお話。

Img2 小山家に伝わる宝「胡蝶の香合」を巡るお家騒動。小山家の千寿姫の許嫁信太家の小太郎に扮した弁天小僧・菊之助が千寿姫をかどわかして香合を手に入れます。そこへ大泥棒の日本駄右衛門が現れて、争いますが結局歯が立たずに手下になることに。かわいそうな姫は宝と操をだまし取られて世をはかなみ谷へ飛びおります。

谷へ飛び降りた姫は気を失っていました。そこへ元信太家の家臣でお家没落したために復興の資金を得ようと盗みを働き手打ちにあうところを逃げてきた赤星十三郎がやってきます。2人とももう生きてはいけないと死ぬことに。姫が先に川に身を投げ、後を追おうとした十三郎を留めたのは盗賊の忠信利平。何の因果かこの二人も日本駄右衛門の手下に。かわいそうな姫様。weep

ここでようやく白波五人男の結成といわれが解ると言うわけ。本当にタイミング良く皆が会えること。

第二幕は有名な「浜松屋」のかたりの場面。弁天小僧の魅力満開。heart 美しい武家娘に化けた菊之助(演じているのも菊之助)と御供の南郷力丸。万引きしたように見せかけ、百両をせしめようと言う魂胆。上手くいきそうになったところで登場した侍、玉島逸当のために実は男だったと見破られます。お騒がせな2人を膏薬代でお引き取り願うことに。美しい娘がもろ肌脱いで男に戻り、刺青を見せて息のいい啖呵を切ります。菊之助が女になっても綺麗。男の姿も生きがいい。声もいいしほれぼれします。

0142  この玉島という侍が実は大泥棒、日本駄右衛門。お礼に設けられた一席で蔵の金を全部よこせといいます。そこに先ほどの2人と他の手下もやってきてあわや浜松屋の主と若旦那。ところがどっこい、実はこの若旦那が大泥棒の息子。弁天小僧が浜松屋の息子だったと判明。17年前に喧嘩の大騒動の時に取り変ってしまった子どもたち。身に着けていた産着とお守りでそれぞれの出生が解るというなんとも歌舞伎な世界。ここまでこじつけられると頭が下がります。ごもっとも・・・。happy01

ここでいよいよ大詰め第三幕。まずは悪事が露見した五人男のそろい踏み。弁天小僧、忠信利平、赤星十三郎、南郷力丸、日本右駄衛門の順に花道から登場。しらなみの番傘、高下駄のいなせな姿。花道でまず口上。格好いい。去年こけら落とし公演で一幕見のチケットをようやく手に入れて4階席からこのシーンを見ましたがその時は番傘の上しか見えないという悲しい記憶が・・・。今日は1階花道寄りの席だったのでしっかり見ることができて堪能。

0152_2 舞台に勢ぞろいしての口上述べ、見得を切る姿もまさに歌舞伎絵。はまりそうで怖い。heart04

大舞台のどんでん返し。手下の裏切りで追い詰められた弁天小僧。極楽寺の屋根の上での大捕物。菊之助とトンボを切る若手の役者達との息もぴったり。去年は父上の菊五郎の弁天小僧だったのでこのシーンはこんなに派手にしていません。やはり若い菊之助ならではの大立ち回り。高いところに登っての大見得。菊之助がこんなにいいなんて思わなかった。今更とファンの方に怒られますね。

0162

夕方ちらほらしていた雪もやんで綺麗な三日月の出ている晩でした。moon3

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