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2013年10月

足りない活字のためのことば

普段なかなか一人ではいかない場所を訪れよう・・・をコンセプトに会津のHさんとの町歩き。今日は馬喰町です。江戸時代は流通の中心で馬喰達がたくさん行き来していたのでしょうね。少し前までは繊維問屋がたくさんあったそうです。

Photo 最近はおしゃれなカフェやギャラリーが何件かできて若者たちを呼び込む活動が起こっています。今日私達が訪れたのは大きな問屋さんの裏手にあるアガタ竹澤ビル。ここへ来る間に益子焼のお店や、昔の写真屋さんが使っていた古いカメラなどを展示しているギャラリーなどたくさん眼にしました。半日ブラブラ歩いたら楽しいものをたくさん発見できそう。

アガタビルと竹澤ビルと表札が2枚あります。右棟、左棟にわかれているのでしょうか。最初に訪れた地下には武蔵野美術大学(私の卒業した学校です)が非営利で運営しているGallery a M があります。白く塗られ、大きな梁がむき出しの広いギャラリー。インスタレーションやダンスもできそうないい空間です。ここで友達の作品展示とインド舞踊ができたら面白そう。以前訪れた宇都宮の大谷石の採掘場跡のスペースと似た匂いを感じました。

1階にアートギャラリー TARO NASU 繊細なアクセサリーが展示されていました。

Photo_2 2階に馬喰町ART+EAT 食とアートを楽しめるスペースです。3階にドイツの日常雑貨のお店MARKTE 。4階にチェコの絵本と雑貨のチェドック トーキョーストア等が入っています。どちらのお店もオーナーが現地やその周辺の蚤の市やショップ、古本屋、骨董屋などで仕入れてくるそうです。

Photo_3 このビルは築50年だそうで、どことなくレトロな趣のあるビル。向かいにアガタパッケージのビルがあったのでここも昔はオフィスや倉庫に使っていたのでしょうね。銀座の奥野ビルには及ばないけれど、NYの下町のように古い倉庫やビルに若い感覚でお店ができると楽しいですね。

Img 2階の馬喰町アートイートで現在開かれている展覧会が今日のお目当て。「足りない活字のためのことば」展です。三陸釜石の藤澤印刷工場で震災を生き延びたわずかな活字。不揃いなわずかな活字のために12人の作家が言葉を紡ぎました。足りない活字だけで印字できる言葉であまれた詩。その詩に寄り添う幾枚かの版画。

木箱に入った不揃いな活字と印刷機も展示されています。この企画を練り上げた方の話です。「欠損だらけで、在るもののほうが少ない、使い手にとってすごく不自由なこの活字が、今の日本が一番考えなければいけない問題の強烈なメタファーであるように思えてきました。だからこそ、いつも言葉にできないものを言葉にし、目に見えないものを見ようとする作家達の助けがいると感じた」 そして賛同した多くの作家たちによってこの展覧会が実現しました。今週一杯の予定が好評なので1週間伸びたそうです。

言葉で参加しているアーティスト

今福龍太 OKI 乙益由美子 姜信子 國峰照子 管啓次郎 谷川俊太郎 多和田葉子

ドリアン助川 ぱくきょんみ 穂村弘 枡野浩一

えで参加しているアーティスト

今津杏子と Damon Kowarsky  富田恵子 早川純子 廣瀬理紗 松林誠 溝上幾久子

家具作家、井藤昌史さんの古在家具が漆喰壁によく似合って落ち着いた温かみを感じさせます。美味しい珈琲を飲みながら作品ファイルを眺めたり、おしゃべりを楽しんだりできます。軽食やお菓子も充実。この静謐な空間にいるだけで感じるものがあります。機会を作ってお出かけください。

大好きな谷川俊太郎さんのたりると題した詩

かけたかつじは  てにひろわれて  あらたなかみに  わがみをゆだね

ことばのはかげに  ひとをいこわせ  あしたをうたう  ほんをゆめみる

質のいい紙に足りない活字で印字された素敵な作品です。

来るときは日比谷線の小伝馬町から来ましたが、帰りはJRの馬喰町で快速総武線というのに初めて乗りました。千葉から湘南までつないでいる線。東京駅でエスカレーターをたくさん登ってようやくいつも知っている構内に。知らない電車にちょっと乗るだけで小さな旅気分。

大統領の料理人

Img2 カトリーヌ・フロは好きな女優さんの一人。喋り方が何ともキュート。最近少し太ったけれど以前はスタイルも抜群。タイトスカートにハイヒールがよく似合います。若い女の子にはない、いろいろ経験して身に着いた雰囲気はスクリーン越しに元気をもらえます。年齢を重ねるごとにチャーミングになっていくのが好き。



映画は実在の女性シェフが2年間フランスのミッテラン大統領専属シェフになったいきさつと顛末を描いています。想像していたサクセスハッピー物語ではありませんでした。



ひょんなことから大統領のシェフになったヒロインは祖母と母直伝の田舎家庭料理で大統領の心と胃袋をつかみます。でも大所帯の大統領府。エリゼ宮の台所はすごい規模。コックだけでも何十人もいます。男社会の中でもまれ、いじめられ結局辞職して、1年間南極基地のコックになり、そこから自分の道を探して立ち直るシーンで終わり。



料理を作っていくシーンが楽しい。はじめやる気のなさそうな若いパティシエやギャルソンが彼女の助手になってからイキイキと仕事をしてまとまっていく様子や、大統領がお忍びで台所に現れて料理の話で盛り上がっていくシーンがいいなと思わせます。



30年間勤続のコック長が新しいことをやったり、誰かに特別気に入られたコックはすぐに辞めて俺だけが生き残っていると豪語しているところに厚い壁が見られます。彼女もその厚い壁に立ちふさがれて結局傷心のまま辞職。でもトリュフという食材の開発(?)に活路を見いだして現在も田舎で美味しい料理を皆に広めているそうです。



ミッテラン大統領は奥さんの他に愛人に子どもがいてそれを記者に質問されたときに、それが何か問題ありかと答えていかにもアムールの国フランス大統領という印象がありますが、映画に登場する大統領は小柄な可愛いおじさんでした。



インド祭り in 観音山

Photo 三連休の初日。10月なのにいまだ真夏日。朝の高崎駅はすでに26度。日差しがまぶしい。これから観音山です。インド祭り、お天気だけはインドです。

Photo_2 芝生の真ん中に突如現れた石舞台ならぬ今日の舞台。

Photo_3 今回はインド舞踊コンサートとインドバザールの二本立て。

Photo_4 通路にもサリーを飾り休憩ポイントに。バザールの準備と舞台での場当たりに思いがけず時間が取られ、大急ぎで支度にかかりましたが時間を押してしまいました。大反省。

Photo_5 炎天下の中お客様をお待たせしてしまいました。楽屋から舞台まで遠くて時間がかかったのも計算違いでした。ごめんなさい。プシュパンジャリ。カマラスロータナと踊り3曲目はナッタナマディナ。

Photo_6 アラリプー。

Photo_7 ヴィシュヌ・カウットワム。抜けるような空の下は本当に気持がいい。

V

Photo_8 炎天下の下、お客様も大変なので一息入れていただくために簡単な身体ほぐしをデモンストレーション。

Photo_9 皆さんのりがよくて参加してくださいました。

Photo_11 山の上でのヨガは心も身体もリフレッシュされます。

Photo_12 休憩の後は女神の曲。サラスィジャナーヴァソーダリー。

Photo_13 三女神を讃えて。

Photo_14 ティラナの途中で私のピアスが飛びました。思わずピアスの落ちた場所を確認。この後すぐに拾って舞台の端に確保.

Photo_15 第一部最後の曲はガーナマレィ。

Photo_16

Photo_18 緑の中で踊るガーナマレィは楽しい

第一部の最後にじゃんけん大会。私とじゃんけんをして勝ち抜いた方にバザールでお買い物できる500円の金券をプレゼント。皆さん参加して大盛り上がり。勝ち抜いたA様、この後バザールでお買いものを楽しまれました。

Photo_20 今日はいい予感がしたのよとA様。ほとんど外出しないのに広報を見て出かける気になったのとおっしゃっていました。楽しまれたとのこと。よかった。以前にも観音山でインド舞踊をご覧くださったそうです。ありがたいですね。このじゃんけん大会、思いのほか好評だったので第二部終演後も行い計4名のお客様がお買いものを楽しまれました。バザールなので500円でいろいろお買いものできます。

1時間の幕間に私達もバザールをお手伝い。カレーナンは既に売り切れたとの情報。どのお店も頑張っています。

Photo_19 第Ⅱ部は定刻通りにスタート。ナッタナセイユン。

Photo_21 ビラハリ。

Photo_22 チンナチンナパダム。クリシュナがお母さんに怒られて泣いてます。

Photo_23 こちらのクリシュナは蛇の上で見えを切っています。どうだ、まいったか!

Photo_24 シヴァシュローカ。風は強いし日差しがまぶしいけれど、空に近い舞台は気持が高揚します。

Photo_25 最後の曲はダシャアヴァターラ。乳海撹拌のシーン。

Photo_26 マンガラム。ご挨拶を終えて。緑の中の舞台は本当に心が癒されます。観客の皆さまも楽しまれたら幸いです。今回は超新人のKちゃんが初々しさで、スーパー新人のOさんがはつらつさで新しい息吹を吹き込んでくれました。期待しましょう。

準備不足、打ち合わせ不足。催しに対するとらえ方の差などもあり手間取り、ご迷惑をおかけしました。それにもかかわらず暖かい声援を送ってくださった皆さまに感謝いたします。各店舗の方々からは売り上げの1割を徴収、お陰様で四万五千円ほど東北支援に寄付させていただけました。少しでも役立てれば嬉しいです。

私も含めプシュパムは心を初心に戻して自分達の足元を見つめ直す必要がありますね。一人ひとりが踊れることのありがたさ、喜びをもう少し考えなおしてみましょう。インド舞踊に対峙する姿勢が問われる時です。それが今回与えられた課題です。次に繋げるためにも。

リハーサル その1

Img2ソプラノの えりこさんのリサイタルのお知らせです。11月3日文化の日。お馴染み蕨駅前のくるるで14時から。第一部は日本の歌曲を中心にソロと歌の仲間とのジョイント。第二部はオペラです。蝶々夫人をケイ子さん、ラクメを私の表現で歌います。

今日は私とケイ子さんの踊りを中心にリハーサル。ピアノのさやかちゃんとも1年ぶり。仕事があったのでケイ子さんに先に練習してもらって後半に駆けつけました。

Photo ちょうど日舞とのコラボが終わった時でした。いい雰囲気でリハーサルが終わった様子。happy01

いよいよラクメ。最初の発声を聞いてびっくり。noteいつも最初の頃に録音したテープで練習していたので、ずいぶん変わってきたのに驚かされます。いい驚きです。言葉もはっきりしてきたし、盛り上がりが大きくなってこちらのやる気も大きくなります。upえりこさんも私の踊りを見てインドの神様と人間とのふれあい、愛の交歓のようなものが見えてきて歌いやすくなったと言ってくれました。これだから生の歌で踊るのは楽しい。

ビデオでチェック。自分ではかなりゆっくり動いているつもりだけれどまだ早くてツンツンしている。もっとなめらかに動けるように練習しなくては。notes

Photo_2 えりこさんの先生が主催する歌の会で蝶々夫人を歌うそうです。指導している堀野先生から踊りも披露したらとお許しをもらったのでケイ子さんが助っ人するそうです。11月24日夕方から川口駅前のリリア音楽ホール。堀野先生の門下生がたくさん出演、無料です。興味のある方は是非お出かけください。

ナタリー・デセイの映画

Img2 今年はヴェルディ生誕200年だそうでオペラが盛り上がっていますね。これは2011年にプロヴァンスの音楽祭で上演された「椿姫」の制作過程のドキュメンタリー。主演のナタリー・デセィと演出家のジャン・フランソワ・シヴァディの2人が作品を作り上げていくやり取りが面白い。

開幕の合唱を聞いた演出家はそんな堅い歌い方では怒られているようだ。これから楽しいパーティが始まるのを観客に感じてもらえるようにと引っ張っていく。一瞬にしてなんだか楽しそうな事が起こりそうな期待が高まる歌声が響いていく。という風に演出家と歌手達、オーケストラの駆け引きが全編にあふれています。happy01

歌のテクニックだけでなく後ろ姿や手のおき方、あらゆるシーンに役の心理を理解し、相手役の考えを洞察することを要求される歌い手。丁々発止と交わされる会話にウエットやユーモアがあふれていて物を作り上げるっていいなと感じさせられます。現場にいたらどんな小さな仕事でも面白いでしょうね。

若い時のナタリー・デセィは伸びのある声とミューズのような美しさで近寄りがたい雰囲気だったけれど、この映画で見せる素顔はなんだかお茶目で可愛い。

11月にソプラノのえりこさんの会で踊る曲はラクメというオペラの中で主人公が市場で歌う「鐘の歌」です。この歌をナタリーも歌っていて映像で見ると本当に美しい。heart04えりこさんもきっと何度も聴いて、そこから自分の歌を作り上げていくのでしょう。この映画を見たらリハーサルが楽しみになってきました。フフ。

久しぶりのナマステ

Photo やってきました原宿。すっかりおのぼりさん風の私達。お天気は最高。sun 朝練を終えて繰り出すのは久しぶりのナマステ・インディア。最後に出演したのが2006年。出演の合間にちょっと楽しむくらいだったのでわざわざ出向くのは本当に初めて。いや、1985年くらいの第1回目のナマステインディア。芝増上寺は遊びに行きました。規模は小さかったけれど少数派のインド好きが集った楽しいイベントだった記憶があります。このイベントも紆余曲折あったけれどこうやってスケールの大きな祭りになりましたね。好き嫌いは別として。

Photo_2 朝早くから練習をしてお昼も食べずにやってきた三人。人がたくさんいるだけでテンションあがります。まずはカレー屋さんへ。

Photo_3 今日のランチは八王子ラーニーの青パパイアと海老のナマステバージョンセット。マンゴーラッシーが乾いたのどに心地よい。このお店はOさんが学生時代にアルバイトしていたお店。陽気なママとパパとしっかり者の三人の子どもそしてスタッフでたくさんのお客様をさばいていました。happy01

Photo_4 メヘンディ・アートのお店の前で客引き象さんと記念撮影。今日の私達のミッションは12日に行う高碕観音山での私達のインド祭りのためのなんでもリサーチ。役に立ちそうなことはすべてチェック。今年は無理でも次に生かそうと前向きな三人。ここのメヘンディ屋さん、モダンなパターンがおしゃれ。ドライヤーを使いテープで服につかないようにしてくれます。

Photo_5 描きあがったメヘンディ。以前やってもらった時は手の平だったのであちこち触って大変でした。今度は私も腕にやってもらおうかな。

Photo_6 今日のもう一つの目的はヴァサンタ先生とスチットラのダンス・デモンストレーション。東方学院のブースです。

Photo_7 今日のテーマはサンチャーリ。初心者向きのパダムではあまり使われない上級者向けのアビナヤです。ミナクシ女神の曲デヴィで二通りの表現を見せてくれました。もうひとつティラナの中のリズムパターンも見せてくれました。デヴィもクンタラワリ・ティラナもV先生に習った大好きな曲。最近Kさんにデヴィを教え始めたのでとても参考になりました。素敵な踊りを見ると家に帰ってすぐに踊りたくなります。スチットラさんは顔が小さくて肩や腰がしっかりしていていい感じ。充実したワークショップです。司会はヴィーナの的場さん。

Photo_8 懐かしのかおりちゃんに会いました。最後にインドで会ったのは2002年(?)頃。幼稚園の息子レオン君を連れてチェンナイの私達の常宿だったダヤルで3週間くらい遊びました。その息子君も大学受験だそうです。ダヤルもなくなっちゃったし思い出だけが残ります。

Photo_9 こちらも懐かしのはるばる屋さん。順子さんと拓ちゃん。いやー大きくなって!!

Photo_10 彼はOさんの学生インド会議の仲間。偶然再会。しかもこの後くじ引きでディナー券を見事ゲット。私達に会ったのがラッキーよ。up一緒に来たSさんは愛しのダーリンがロスから帰国したのでいそいそと家路につきました。残った私達はもう少しリサーチします。

Photo ワークショップの終わった後で声をかけてくださったUさん。私の本を読んでくださっているそうで嬉しいです。いつかパフォーマンスを見せてください。happy01

Photo_2 学生会議のブース。一昨日来日したばかりのブッタ君。東大大学院で電子工学を勉強しに来ました。日本人の先輩が彼に誘われてこの会場に遊びに来たというのが面白い。やはりOさんの会議仲間。私達の学生の頃はもちろんこんな組織はありませんでした。インド=ヒッピー文化としか思われていなかった。

Photo_3 そろそろ日も暮れてきた頃、サリーの着付け屋さんの近くに写真撮影スポット発見。「インドへ来たぞー!」と叫ぶ三人。サリーの着付け+記念写真はいいアイデア。手書きのタージはどうかしら?

Photo_5 Oさんが買った本「元気をくれるインドのことわざ」の著者純子さん。日本に来て14年だそうです。インドの名前を忘れました。先行発売です。サインをしてもらい、ガネーシャのシールもプレゼントしてもらいました。

Photo_4 秋の夕暮れは早い。祭りの終わりはちょっと寂しい。テラコッタの動物達。お家に帰れるのかな?

Photo_6 置き忘れられた張りぼてのゾウくん。私達も帰ろう。いろいろな人に会えて充実した1日でした。

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