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ハーブ&ドロシー再び

Img2 2010年の秋に見て大好きになった2人にまた会えました。ニューヨークに住むハーブ&ドロシーご夫妻。郵便局勤務のハーブと図書館司書のドロシー。生活はドロシーのお給料で賄い、ハーブのお給料で大好きなアート作品を買い集めて、アーティスト達の成長を支えてきました。happy01

前作では2人が集めた4000点の作品をナショナルミュージアムへ寄贈した顛末が描かれていました。作家との交流や1DKのアパートに所せましと飾られ、山と積まれた作品の中で猫や金魚や亀と暮らす2人のほのぼのさがたまりませんでした。

今回の映画では膨大な作品を寄贈されたナショナルミュージアムが2人と相談。その作品をアメリカ50州の美術館に50作品ずつ寄贈すると言うプロジェクトを考えだします。その名も50×50プロジェクト

寄贈された美術館では5年以内にそれぞれが企画した展覧会を開くという条件が出されます。それぞれに紙の作品40点。立体の作品10点ずつが寄贈されます。受け入れた美術館のそれぞれの反応や企画が面白い。present

映画ではいち早く企画展を開いたインディアナポリス美術館を皮切りに11の美術館が登場します。以下マイアミ美術館。イエローストン美術館。モンクレア美術館。ケンタッキーのスピード美術館。オルブライト=ノックス美術館。ホノルル美術館。デラウェア美術館。ネヴァダのドナ・ビーム美術館。ノースダコタのブレーンズ美術館。そしてヴァージニア美術館。それぞれの土地柄や風土が美術館の個性にもなっていて面白い。

条件であった展覧会の開催に際してのキュレーター達のコメント、作家たちのコメント,鑑賞者達の感想などが楽しい。展覧会が開かれる美術館を訪れる2人が巣立たせた作品と再会する様子。展示風景や2人を囲んでのトークショーなどが描かれていて興味深い。

展示された作品を前に美術館ガイドが子どもたちに質問すると幼児や小学生たちは自分がその時思ったことを素直に目を輝かせて反応するのに、高校生くらいになるとだれも無言で「別に・・・」という無反応ぶりを見せるのもおかしい。

ある美術館では作品の一部をプリントしてどの作品か探すゲームをやっていたけれど、子供たちが狂喜乱舞して作品の前で大はしゃぎする様子がなんとも嬉しくなります。

2012年、ハーブは89歳で亡くなります。残されたドロシーはアパートに残っていた作品をすべてナショナルミュージアムに寄贈。2人で始めたコレクションを終了させます。

がらんとした壁に1枚だけ飾られているのはハーブが昔描いたドロシーの肖像画でした。

Img_00012 これがハーブの描いたドロシーです。

2人のコレクションがもたらす素敵な波紋がアメリカ各地に広がっていく素敵な映画。heart04

でも今夜アメリカで5歳の男の子が誕生日におくられた自分のライフルで2歳の妹を射殺してしまっという悲しいニュースを聞きました。原発汚水処理等が遅々として進まない状況なのに日本の首相は原発を輸出しようと働きかけているし・・・。音楽や美術やダンスがもっと世界を覆って人間にとって大切な物の価値観が変わるといいと願います。

この映画は恵比寿の東京都写真美術館ホールで上映中。

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