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天心の譜

今日は渋谷に用があって出かけました。夕方には終わる予定なので何か見ていこうかなと、いろいろ調べたら新宿のシネマート天心の譜(てんしんのしらべ)をやっていました。時間もちょうど今日まで夜の上映。花園神社ではお酉さまの縁日が開かれています。11月ですね。大きな熊手を抱えて帰る人たちで道は賑やか。

Img2 熱血指揮者コバケンこと小林研一郎が2010年に「コバケンとその仲間たちオーケストラ」に31名の知的障害のある演奏家を交えてコンサートを開催しました。映画はその時のリハーサル、本番の様子から始まります。

この様子を記録したのが知的障害を抱えた9人の撮影隊「ビリーブクルー」。前回のスペシャルオリンピックスで編成されたこの撮影クルーが2011年にアテネで開かれるSOのために準備をしていた矢先、震災が起こり一時は世界大会への出場も危ぶまれてきました。企業や有志の寄付などもあり日本チームも出場出来ました。この選手の中に被災した2人のアスリートがいました。クルーはこの二人の様子を追い記録しています。

テニスの選手(銀メダル)と5000メートル(金メダル)の選手。2人とも大活躍して嬉しい。日本で仕事をしている様子や練習している様子も共感出来ます。

冒頭のリハーサルのシーンで自閉症と知的障害を持つバイオリニストと、視覚障害のあるトロンボーン奏者(盲導犬と一緒)に対峙して音楽のあらゆるニュアンスを引き出させようとするコバケンが情熱的で素晴らしいです。その要求にこたえる演奏者もしかり。

ビリーブクルーの撮影技術もインタビューもほれぼれしてしまう。私の中に障害があってなぜこんなに出来るのと、バリアをはじめから作っている自分を発見して恥ずかしくなる。

人間は努力や経験を積んで、一つ一ついろいろなことが出来るようになっていくんだよと映画の中ですべての出演者が語っています。

まさかこの映画を企画した時点では、このような大震災が起こるなんて誰も想像もしていなかった訳です。いまだ遅々として進まない復興・・・。

「肉体を失った人々が、どんな思いで魂となったのか、それを思うと、今残されたものたちのことを考えることはとても・・・」と故郷のいわき市の海岸に立つコバケン。津波で校舎も楽器も大切な人も失った中学生たちと音楽の交流をする姿に一筋の希望が見えてきます。私も土曜日に仙台です。被災した方達の魂の琴線に触れられるよう。インド舞踊の持つパワーを信じて踊ってきます。

この映画の入場料は障害を持つ人たちの活動に当てられます。チャンスがあったらご覧ください。

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