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高野聖

夕方時間が取れたので」高野聖」を見てきました。金曜日の19時ですが空いていました。9割女性です。上野に用があったので銀座線で銀座まで。お天気も良くて気持ちのいい夕暮れです。少し早く着いたのでお茶が出来る所を物色。会社が多い場所がら気楽な店がたくさんあります。カフェラテを楽しんでから東劇へ。

Img2 なまめかしさがありますね。 泉鏡花の代表作。今回の映像は実際の舞台ではなく博多座の終演後その舞台装置を使って撮影をしたそうです。舞台だけでなくロケ撮影された箇所もあってより想像力をかきたてられるような演出です。

飛騨から信濃へ抜ける山中、旅の僧宗朝は二股の道で思案しています。通りかかった村人は旧道は険しく、人が遭難することもあると言って遠回りだが安全な新道を勧めてくれます。ところがつい先ほど、茶店で会った富山の薬売り(僧を揶揄した下俗な男)が距離が短いからと旧道を行ったのを見送ったばかり。危険な道と知ったからには捨て置けないとあとを追います。

蛇や蛭の森を抜け命からがら辿り着いた一軒屋。 馬小屋には暴れ馬がいななき、座敷には足の悪い少年が座っています。案内をこうと奥から妖艶な女性が現れ一夜の宿を提供してくれます。

汗にまみれた宗朝を見て崖下の淵で水浴びを勧め案内してくれます。宗朝が水を浴びていると女が寄り添い、自ら着物を脱いで背中を流し始めます。誘いかけるように誰も見ていないと背中に手をかける女。欲望に負けまいとこらえる宗朝。

着物を着た宗朝に自分は暑がりなので日に何べんも見ずを浴びるといい、「まあ、女がこんなお転婆をいたしまして、川へ落っこちたら如何しましょう。川下へながれて出ましたら、村里のものが何といって見ましょうね」といいます。宗朝は「白桃の花だと思います」と凛と答えます。☆゜・。。・゜゜・。。・゜

これがこのチラシのシーン。誘いかけていた女がふっと微笑んで、嬢さんと呼んでくれてありがとう、といい身づくろいをして2人で家に戻ります。家に戻ると下働きをしている老人が暴れ馬を売りに行くところでしたが、宗朝の無事な姿をみて驚いた様子。

夜更けに鳥や獣や蛇が女のもとに集う様子を感じた宗朝は経文を唱えて心を鎮めます。翌朝、女に見送られて山を降りた宗朝は昨夜の老人に会います。

そこで女と少年の悲しい過去のいきさつを知ります。そして女のもとに集まる鳥や獣、そして昨夜の暴れ馬の正体も知ることに。

女の持つ妖と聖。讃え敬ってくれる者がいれば女は聖女になれる。白桃にたとえられた瞬間、俗にまみれていた女が聖女に戻ったのでしょう。なんともいえない恥じらう様子が色っぽいです。

中村獅童の清潔感あふれる若い僧、ちょっと年増の訳あり美女玉三郎。人生の酸いも甘いも達観した歌六演じる老人。限られたシーンがより見る者の想像力をかきたてる面白い映画でした。

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