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2012年4月

永遠の永遠の永遠



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 美術館の入り口で水玉がお出迎え。

朝から篠突く雨が降って肌寒い日。rain Wさんのこともあって気分が重い。水玉を見て元気を出そうと北浦和の近代美術館に出かけました。event お目当ては草間彌生。今年83歳になるバリバリのアーティスト。まだ簡単に外国へ留学なんてできなかった1957年に渡米。オノヨーコと並んで世界が注目する日本女性です。

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松本の裕福な旧家の末娘年として誕生。子供のころから幻覚を見ていたそうです。そのころの絵にもう水玉が出現。母親の顔のスケッチに不気味な水玉がたくさん描かれていました。美大で日本画を勉強したそうですが規制の枠におさまれず反対を押し切って渡米と書いてありました。airplane

反戦、反体制を訴えて活動、ハプニングの女王などと称されて、70年代の芸術家たちの憬れでした。あの頃ゴールデン街あたりにたむろしていた人達にもずいぶん影響を与えていましたね。芸術という盾を持って戦ってきた人です。ずいぶんバッシングもされてきたでしょう。こうやって現在のように世界中で回顧展が開かれるようになって、やっと時代が彼女に追いついたのでしょう。

現実には自殺願望や強迫観念も強く、買い物も一人でできないといいます。現在は精神病院で生活していますが、そこで毎日信じられないタフさで絵を描きまくっています。自身でも限られた時間なので描いて描いて描きまくると語っています。この回顧展のために1年半で100枚以上の絵を描いたようです。絵を描くことで生きていられるのですね。

Photo_2 水玉の画家がお出迎え。

Photo_4 FRP(繊維強化プラスティック)という素材で出来ているシンボリックな大いなる巨大な南瓜。撮影OK.

Photo_5 楽しい水玉の部屋、チューリップに愛をこめて、永遠に祈る。

Photo_8 明日咲く花がお出迎え。

写真はとれなかったけれど物置のような小部屋の中にLED の光が色を変えて夢幻の空間へ誘う「魂の灯」という作品も思わず、感嘆。夢幻が無限に広がっていきます。★゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜

Photo_10 美術館の吹き抜けに登場した巨大な彌生チャン。

Photo_13Photo_16 愛はとこしえ。

Photo_18花咲けるニューヨーク。

Photo_20 果てしない人間の一生。

Photo_22 命の消滅。

Photo_25 3点の新作ポートレートの1点。神をみつめていたわたし。

絵葉書から数点紹介しました。どれも100号から300号と大きな作品。タイトルも素敵。希望を捨てない人ですね。明日寿命がつきるとわかっていても筆を握っているのでしょうね。

Photo_27 永遠の永遠の永遠 彼女のメッセージ。会場には結構年配の女性が多かった。エネルギーをもらいました。

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緊急連絡

今日Wさんから連絡あり。なんとご主人が倒れて救急ヘリで病院に搬送されたそうです。すぐに心臓の動脈手術。早かったので手術は成功しましたが、まだ予断は許されずここ1~2週間が山場だと病院に言われたそうです。Wさん、群馬会館でのコンサート参加をとても楽しみにしていたけれど、やむなくキャンセルです。土壇場でのキャンセルで皆に申し訳ないというWさんの気持ちを思うと心が痛みます。こちらのことは心配しないで。病院は完全看護なのでご主人のことは今は病院にお任せして、ご自分が心労でダウンしないように気をつけてくださいね。

他のメンバーは緊急にフォーメーションやWさんの役を変わってやれるように意識を高めてください。グループで踊るからときっかけやステップを完全に自分で把握していないのはとても見苦しく恥ずかしいです。一人ひとりがきちんと踊れてこそグループで踊って楽しく美しいのです。間違えるなと言っているのではありません。間違えるのは仕方がないけれど、覚えていないのは問題外。

自分が踊るどの曲も、これから毎日イメージの中でいいから2回づつ踊ってみて。踊る場所がある人はもちろん実際に踊る。いつも言っているけれど、とりあえず100回踊ると少し身体になじんできます。そこから曲への親しみや、思いがけない理解が生まれてくるものです。何度も踊っている曲でも視点を変えると違う魅力に気が付きます。踊るというのはそういうこと。ただ振りを順番にこなしていくことではないからね。

次に皆で練習する時に皆の意識が高くなっていることを期待しています。

公演まで一月

群馬会館の公演まで一月切りました。happy01ようやく目覚めてきた頃でしょうか。「目覚めよ若者たち」 sun これから一ヶ月の過ごし方次第です。身体をよくほぐし、気持よく動けるように。踊る曲のイメージを持つことも不可欠。自分の身体を通して観客に喜びを伝える気力で頑張ってほしいい。

今日私は渋谷のアップリンクで「晴れ舞台はブロードウェイ」というドキュメンタリーを見てきまた。大阪箕面市のシニア劇団が海外公演それもブロードウェイ(もちろんオフ)に挑戦するお話。冗談のように降ってわいたブロードウェイ公演。無理とあきらめそうになる中、メンバー同士励まし合い、慰め合い、助け合い、時には喧嘩しながら紆余曲折、夢の舞台を踏みます。up

Img2_2 初めての英語のせりふに悪戦苦闘しながら挑戦するメンバーの姿が愛しい。heart04

ブロードウェイの小さな舞台に出たからと言って何かになれるわけではない。有名になるわけでもお金持ちになるわけでも、プロになれるわけでもない。ただその過程、頑張る姿が大切なのだとリーダーシップをとる女性団員の言葉が清々しい。

同じシニアといっても元気な人とそうでない人がいます。当然若くても・・・。同じ程度の実力でもやる気がある人と気弱な人ではそこから大きな差が出てきます。もしも今何かやれる環境にいたら是体やるべきですとこの映画は語っています。公演を終えた後の皆の晴れ晴れした顔が語っています。一歩踏み出す勇気があれば後は何とかなりそう

何か夢中になってやれるものがある人は幸せだとよく言われますよね。今、私達も挑戦する機会を与えられているラッキーな時だと思ってください。忙しい時間をやりくりして、難しいステップや表現に悪戦苦闘すること自体が人生の中の花になります。きっと将来。

この映画を見てから吉祥寺まで出かけて半年ぶりに友人に会いました。今友人は膠原病という難しい病気と闘っています。発症して2年。薬の副作用でムーンフェイスになってしまいました。少し薬の量が減ってきたと喜んでいたら、先日の検診でまた薬を増やそうかと言われたそうでがっかりしています。何もしてやれない自分が情けない。とりとめないおしゃべりすることで気分が前向きになると言ってくれることだけが救いです。

今はすぐ疲れて何かする気力が出てこないけれど、昔頑張って勉強したことや、インドへ出かけたことなどが支えになっていると言います。やれる状況にいたらやらなければ、やりたいのにやれない状況にいる人に申し訳ないとつくづく思いました。早く良くなってね。

劇場リハーサルまでひと月・・・

群馬会館で行う劇場リハーサルまでひと月を切りました。その週は東公民館、前日舞台稽古と忙しい週になりそうですね。今から健康管理しっかりしておきましょう。そういう私も先週からちょっと風邪気味。咳とくしゃみが激しい。夜更かしが一番いけないのはわかているのだけれど・・・。

今日の練習は都合のつかなかった3人以外集まれました。いつも私と誰かで練習しているので、実際に一緒に踊る人達と合わせることができてよかった。いつもよりも緊張感もでてきたし。

先日打ち合わせに行ったので今日は照明の雰囲気を考えながら皆の踊っている姿を見ていました。あの素敵な舞台で踊る姿をイメージしてみてね。

当日までにやらなければいけないことも山積み。でも皆仕事を率先してやってくれるので頼もしいです。ぐんまちゃんが応援に来てくれたら鬼に金棒なんですけれど、何しろ人気者なのでスケジュールがぎっしり。というわけで当日ぐんまちゃんは心の中で私達にエールを送ってくれることでしょう。up

559402_205635452884810_100003150692 これが噂のぐんまちゃん。人気者です。

群馬会館打ち合わせ

Photo 5月のコンサートまでひと月とちょっと。早く打ち合わせに行きたいと考えていましたが、ようやく日程があいました。8年ぶりの群馬会館。果たして・・・・。担当の女性スタッフの方、頭の回転が良くてこちらの意図をくみ取ってくれるので助かります。丁寧に説明をしてくれました。happy01

Photo_2 昭和3年に昭和天皇の即位を記念して建てられた趣のある会館です。外装と様々な意匠はそのままに、設備はリニューアルされて使いやすくなっています。

Photo_3 8年前に踊った時はもっと舞台が広いと思っていました。人間の記憶ってあいまいですね。内幸町ホールを気持広くした感じ。notes

Photo_4 この建物は向かいにある県庁と同じ設計者による重厚なルネッサンス様式です。ロビーの雰囲気も当時のまま。開演を待つ間、ここで休んでいたらゆったりした気分になれますね。note

Photo_5 素敵なベランダへのアプローチ。でも残念ながら手すりが低くて危ないということで外へは出られません。

この会館には大理石の宴会場があります。床もピカピカに磨かれて、ゆったりとした贅沢な空間です。
地下にはレストラン。ここもゆったりとした大人の時間を楽しむ空間。軽食と珈琲をいただきましたが美味しくて気分よくくつろげます。創立当時、もっともモダンな洋食を提供するレストランだったのでしょうね。群馬食堂というネーミングもそのものズバリの趣が。










レオナルドの美意識

2 渋谷の文化村で開催されているレオナルド・ダ・ヴィンチ展。今回は特に「美の理想」という主題での展示。有名過ぎて知っているようでよく知らない天才の美の理想とは?

工房の弟子たちに伝えた言葉の端端に垣間見えている美。女性を描くときは少し傾げた顔、伏せた目元がよい。人の心をとらえるのは装飾よりも美しい容貌である・・・。等など。今回の目玉である「ほつれ髪の女」。この小さな板に描かれた女性はまさにレオナルドの理想の美女ですね。吸い込まれるように美しい肖像画です。

今回出品されている日本初公開のレオナルドと弟子たちによる「岩窟の聖母」のマリアの顔も右に傾いでいますね。レオナルド派の画家たちによって描かれた「レダと白鳥」のレダも同じ。

彼が可愛がっていた弟子のサライ(小悪魔というニックネーム。児童書作家のカニングハムに彼を主人公にした品があります。)も美少年だったようです。レオナルド自身も若いころモデルになったダビデ像を見るとなかなかのもの。美意識高いんですね。

今回レオナルドの作品はわずか数点(そもそも現存する作品自体世界に十数点しかないそうです)その流れをくんだり影響を受けた作家、モナリザのイメージの広がりが展示されていて面白い。見比べると数少ない彼の作品ですが線の美しさと品が格別。

Img_00022 左上が「岩窟の聖母」。その斜め下が「レダと白鳥」

Photo_2 なんとレオナルドの作品が一挙に9点も展示された前代未聞の展覧会「Paintter at the Court of Milan」が昨年ロンドン、ナショナル・ギャラリーで開催されたそうです。前売り券は即完売。当日券を求める長蛇の列。これって昔モナリザが日本に来た時と同じ現象?モナリザの前で立ち止まらないでと言われたそうな・・・。

この展覧会の様子が映画になったそうです。3枚ある「岩窟の聖母」のうちの2枚(今回の展覧会に来ていない2枚)が展示。世界初一般公開の「救世主キリスト」や「聖母子と聖アンナとヨハネ」「白貂を抱く婦人」など画集でしか見たことがない作品達。展覧会の様子はもちろん、裏舞台や専門家による解説も織り込まれているそうです。実際に見に行けない展覧会。きっと作品も舐めるように映し出されていそう。是非見てみたい映画です。4月21日からシネマート新宿とルシネマで公開。楽しみです。

美術館の写真

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写真家酒井健氏から先日の美術館の写真が送られてきました。背景が絵になるので素敵な写真ばかり。いくつか紹介します。

Photo イベントはここからスタートしました。浦佐の駅です。bullettrain

Photo_2 開演前に美術館内を案内していただきあちこち撮っているところを撮られました。風の又三郎と一緒に。柱にはコンサートの案内も提示されています。

Photo_3 プログラムの前にプロフィールなどの紹介。

5_2 うっすら雪をかぶった背景の美しいこと・・・。

Photo_7 美しい絵の中で踊っているような・・・・。

7_2 曲に合わせるかのように、背景の景色も表情を変えていきます。

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Photo_12 クリシュナー♪

6_6 ガネーシャ♪

Photo_11 シヴァ神♪

Photo_14 雨が降りだしてきて~typhoon

Photo_15 雨足が強くなってきて雷まで~thunder

Photo_20 エントランス風景。

Photo_23 魚沼新聞の方からのインタヴュー。インド人留学生のデヴィさん。眼力の強いところがHさんに似ていない?皆さんがお帰りになる頃は雨もやんできました。

Photo_25 記念に手形をとってもらいました。スポーツ文化記念室には歴代の横綱の手形がたくさん展示されています。比べるとひょろひょろしていて情けないけれど、皆さんと交流出来た楽しい1日のいい記念になりました。 ありがとうございます。foot

高野聖

夕方時間が取れたので」高野聖」を見てきました。金曜日の19時ですが空いていました。9割女性です。上野に用があったので銀座線で銀座まで。お天気も良くて気持ちのいい夕暮れです。少し早く着いたのでお茶が出来る所を物色。会社が多い場所がら気楽な店がたくさんあります。カフェラテを楽しんでから東劇へ。

Img2 なまめかしさがありますね。heart02 泉鏡花の代表作。今回の映像は実際の舞台ではなく博多座の終演後その舞台装置を使って撮影をしたそうです。舞台だけでなくロケ撮影された箇所もあってより想像力をかきたてられるような演出です。

飛騨から信濃へ抜ける山中、旅の僧宗朝は二股の道で思案しています。通りかかった村人は旧道は険しく、人が遭難することもあると言って遠回りだが安全な新道を勧めてくれます。ところがつい先ほど、茶店で会った富山の薬売り(僧を揶揄した下俗な男)が距離が短いからと旧道を行ったのを見送ったばかり。危険な道と知ったからには捨て置けないとあとを追います。

蛇や蛭の森を抜け命からがら辿り着いた一軒屋。house 馬小屋には暴れ馬がいななきhorse、座敷には足の悪い少年が座っています。案内をこうと奥から妖艶な女性が現れ一夜の宿を提供してくれます。

汗にまみれた宗朝を見て崖下の淵で水浴びを勧め案内してくれます。宗朝が水を浴びていると女が寄り添い、自ら着物を脱いで背中を流し始めます。誘いかけるように誰も見ていないと背中に手をかける女。欲望に負けまいとこらえる宗朝。

着物を着た宗朝に自分は暑がりなので日に何べんも見ずを浴びるといい、「まあ、女がこんなお転婆をいたしまして、川へ落っこちたら如何しましょう。川下へながれて出ましたら、村里のものが何といって見ましょうね」といいます。宗朝は「白桃の花だと思います」と凛と答えます。☆゜・。。・゜゜・。。・゜

これがこのチラシのシーン。誘いかけていた女がふっと微笑んで、嬢さんと呼んでくれてありがとう、といい身づくろいをして2人で家に戻ります。家に戻ると下働きをしている老人が暴れ馬を売りに行くところでしたが、宗朝の無事な姿をみて驚いた様子。

夜更けに鳥や獣や蛇が女のもとに集う様子を感じた宗朝は経文を唱えて心を鎮めます。翌朝、女に見送られて山を降りた宗朝は昨夜の老人に会います。

そこで女と少年の悲しい過去のいきさつを知ります。そして女のもとに集まる鳥や獣、そして昨夜の暴れ馬の正体も知ることに。

女の持つ妖と聖。讃え敬ってくれる者がいれば女は聖女になれる。白桃にたとえられた瞬間、俗にまみれていた女が聖女に戻ったのでしょう。なんともいえない恥じらう様子が色っぽいです。

中村獅童の清潔感あふれる若い僧、ちょっと年増の訳あり美女玉三郎。人生の酸いも甘いも達観した歌六演じる老人。限られたシーンがより見る者の想像力をかきたてる面白い映画でした。

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