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2012年3月

大学体育連合でのワークショップ

Photo_8 懐かしの駒場東大。ここは子供の頃の私達の遊び場でした。今日はここで大学体育連合関東支部の研修会。「大学体育でいかにして舞踊を取り上げるか」が議題です。午前中は筑波大学の寺山先生、順天堂大学の中村先生、東大大学院を終了したばかりの三浦先生の三氏による講演。

舞踊をどう定義づけるかがまず議論の対象に。私達だったらインド舞踊は身体能力、ストーリー性、表現、精神性などで議論するところを体育の先生たちは身体に及ぼす影響、身体科学、体育教育としての在り方からアプローチしていきますね。舞踊は体育なのか、芸術なのか。はたまた哲学なのか。インド舞踊はどれも含んでいますね。特に哲学性が強いと思う。run

Photo_9 講演会場の裏手には桜が咲いていました。cherryblossom

Photo_10 楽屋弁当ならぬ講座弁当です。春っぽいイメージで選びましたと担当の先生。菜の花と鰆です。riceball

Photo_13 午後は会場を体育館に移しました。ここで東大生達は体育の授業を受けるのね。ガラス張りの綺麗な体育館です。午後一番に東大名誉教授の跡見先生の基調講演。午前中に議論した議題とこれから行われる実技との橋渡し的意味合いを含んだ内容です。

最初にインド舞踊。60分の持ち時間。最初にいつもの立って座って、膝ついてをやりましたがここでもうフラフラする人も。タッタアダウは奇数だけ。どこからか悲鳴も聞こえてきました。シメシメ。ナッタアダウは二つ。スピードを速めると手と足がバラバラになります。これを体育科学では引き込みと呼ぶそうです。ティルマーナアダウもスピードが速くなると大変そう。でもさすが体育の先生方。一般の人を対象にしたワークショップより取り込みが早い。

皆の息が上がったところで私の演舞。新潟から日数もないのでディーヴァンジャリとガーナマレィ。ガーナマレィは簡単に説明をして即興性があるので誰か一緒に踊りましょうと誘いかけたら4人出てくれました。これが楽しかった。舞踊の本質ここにあり。happy01

この後シヴァ神にささげるシュローカを皆で練習して気持がよくなったっところで終了。

次の講義は日本舞踊。西川流の宗家右近氏による演舞「七福神」。もうすぐ73歳になられるそうですが鍛えた動きはさすが。西洋のダンスに比べてアジアのダンスは踊り手の息が長いところも魅力ですね。

そのあと御子息千雅氏がNOSS(日本おどりスポーツサイエンスの略・右近氏達が考えた和のフィットネスです。胡弓のメロディーが美しい)。日舞の基本的な動き、腰を落とし内股でなめらかに振りを練習しましたが、私はどうしてもインド舞踊ぽくなって可笑しい。千雅氏も僕も何をやっても日舞になってしまうと苦笑していました。

最後の講座は午前にも講演したヒップホップの三浦氏。踊りを科学するダンサーです。最初胸や腰を波打つように動かす練習。複雑な動きについていけず皆がバラバラになったところで、ちょっと考えていた三浦氏。単純な動きに軌道修正。やっと皆が把握。輪になって、ステップに気を取られずに楽しもうと何度も。だんだん皆も乗ってきて、最後は振りも大きく出来るようになって楽い時間を過ごしました。note

Photo_16 皆で記念撮影。いろいろな会に出かけると普段会えない方達と知り合いになれるのがいいですね。今日もたくさんの方達と楽しい話をしました。講師に来られた先生型はもちろん、チアリーダーの先生や救命の先生。ヨーロッパで柔道を教えていた先生。太極拳の先生。群馬からやってきた学生達にも。ICUを退官なさった先生は以前三鷹でのコンサートに足を運んでくださったそうです。思いがけない場所でお会いできて嬉しかった。御縁は大切に。lovely

Photo_17 最後は一部の先生方と懇親会。キャンパスの中にあるフレンチレストランです。おしゃれな建物でした。お招きありがとう。楽しい経験いたしました。

ハンスの不思議な部屋

パリでデザイナーとして活躍しているHans Ito さんの個展に行って来ました。そのタイトルも「ハンスの魅惑の小部屋」

Img_00022 3月17日から4月2日まで新丸ビル4階にある雑貨屋さんDelier IDEE の一角に突如出現した古いものへの愛情とウィットにとんだ愛すべき小物達。シャツのカラーを再利用した壁掛け。古い本で作られた秘密の引き出しやセカンドバッグ。感嘆の声をあげてしまいます。繊細で美しい。heart04

Img_00032 パリのハンスさんの部屋に飾られていた物達が東京に運ばれてきました。明るいビルの店舗の中でまさしくそこは異彩を放っていました。私はこれらを見ていて奥野ビルの中のギャラリーで展示したら、物と建物が再会を喜ぶのではと思いました。離れ離れになっていた幼馴染みに会えたような・・・。

手回しオルガンの楽譜が蛇腹に折られて象徴的なディスプレィになっています。銀のポットやマドレーヌが空に浮かんで、ワンダーランドのお茶会が始まるようです。notes

物達も繊細で美しいけれど一番素敵なのは本人です。今日は月一勉強のために栗橋まで来ている会津のHさんと午後の散策をする日。彼女もポロックを見たいというので竹橋から大手町へ出てもらってこのビルで待ち合わせ。2人ともハンスさんとおしゃべりしてウキウキ。

Photo イデーのショーウインドー。

Photo_4 普段は洋服のデザインをしています。何気ないシャツも裾のカットや襟具合がとてもおしゃれ。白いシンプルな可愛い買い物袋も素敵。イデーとのコラボレーションをした小ぶりなストライプもあります。

Photo_5 ご本人です。実はハンスさんのご両親に昔からお世話になっています。息子がパリでデザインを勉強していると聞いてはいました。お会いするのは初めて。でもね、お母さまに顔と雰囲気がそっくりです。2日まで展示しています。興味のある方は東京駅前の新丸ビルへ。

綺麗なものを見ると人間は気持がよくなる。しかもこのビルは空間がゆったりとしていて、座るスペースもたくさんあります。すっかり自分の部屋にいるようにくつろいでからB1にあるバルでワインで乾杯。夕方、急に天気が荒れたけれどこのまま地下から東京駅へ直行出来るので便利。Hさんは午前中の書道の講義とポロックの躍動、ハンスの部屋と気持が高揚することが一度に来て大変。これから車中でゆっくり一人になって噛みしめるのでしょうね。私は明日のワークショップの準備をします。

5月のチラシができました・

Img2 高碕バラタナティアムの会10周年記念コンサートのチラシができました。デザインはHTさん。九州に転居する合間を縫っての忙しい中、取り組んでもらっていました。チラシが出来上がるといよいよだなと気持もシャンとしますね。これから皆で手分けして配布しましょう。run

Img_00012 群馬会館、レトロな素敵な建物です。舞台も広くて踊りやすい。ここで皆で踊れるのが今から楽しみ。

今日は前橋のクラスに行って来ましたが、ようやく皆にエンジンがかかってきた様子。皆で頑張ろうね。そしてうーんと楽しもうね。happy01

綺麗な美術館

今日は楽しみにしていた美術館で踊る日。越後湯沢では吹雪いていたのに浦佐に着いたら晴れていました。改札に館長さん、担当の学芸員Hさん。そしていろいろとお膳立てをしてくださったSさんが迎えに来てくださいました。美術館へ行く道、両側には雪が1.5メートルくらい積もっていました。今年は雪解けが遅い。

Photo_2 打ち合わせ後、吉田明氏の未亡人とお会いしました。右は館長さん。

Photo_4 お隣は小泉八雲氏のひ孫の凡さん。美術館内にラフカディオ・ハーンの資料室があって打ち合わせにいらしたそうです。凡さんは地元島根でいろいろなイベントを仕掛けて活躍しています。怪談ツアーも評判。

Photo 開演前にチャイのサービス付き。窓の外は池。そして八海山が見えます。最高のロケーション。

Photo_5 外の池にさざ波が立っていて綺麗でした。

Photo_6 外が明るいのでシルエットになります。

Photo_7 雄大な景色をバックに踊るなんて贅沢ですね。今日のプログラムはディーヴァンジャリで始まって、ボーシャンボー。シュリンガーララーリ。ナガラジャン先生の15分弱のダナシュリーティラーナ。イントロのシュローかが素敵です。そして陽気にガーナマレィ。ナレーションを入れてちょうど60分。

太陽が輝いていた天候が、ガーナマレィで吹雪いてきました。近くの国際大学に留学しているインド人女性二人が来てくれましたが、ガーナマレィで吹雪いてきた窓の外を見てアメージングと興奮していました。マニプーリから来ていたデヴィさんは子供のころからつらい時、苦しい時にいつもボーシャンボーを聞いて勇気付けられていたそうです。もう一人、チェンナイから来ていたアパルナさん。テレビでしか見たことがなく、ライブのインド舞踊を初めて見たと興奮してくれました。

0222 残ってくれた方達と記念撮影。私の両側がデヴィさんとアパルナさん。

Photo_8 吉田未亡人と記念撮影。陶器ギャラリーのオーナーです。含蓄のある言葉が次々に飛び出して一緒にお酒を飲んだら面白いでしょうね。

Photo_9 これはなんとラフカディオ珈琲。小泉八雲氏は大の珈琲好きで毎朝楽しんでいたそうです。凡氏がブレンド開発したそうで、とても飲みやすくておいし珈琲でした。美術館のカフェで楽しめます。この美術館は地元の方に愛されて皆の憩いの場、そして文化を発祥する場になっていて様々な方が集っている様子。いいですね。

Photo_10 吉田未亡人から記念にいただいた花瓶です。なんともいえない土の暖かさが感じられます。さっそくシヴァ神の祭壇の前に備えてここに庭の花を活けたいです。

ポロックを堪能

Img2 竹橋の近代美術館で開催されているジャクソン・ポロック展。美術の中心をパリからニューヨークに移すけん引力になった画家の生誕100年を記念した大回顧展です。モダンアートが話題になったころから彼の作品は美術雑誌の表紙を飾り、眼にはしていましたが本物を見るのは初めて。search

小学校や中学校の美術の時間に流し絵とか吹き絵とかやりましたよね。あれを広めたといえばあーと思うかも。1912年に生まれて44歳で飲酒運転の事故(自殺説も)で亡くなりました。初期の作品からモダンアートに芽生えた頃、絶頂期の作品、そしてそこから新たな作品を生む苦しみと葛藤の時代の四つのパートに分けて展示してあります。

初期の作品の中で母親を中心に父と兄弟が周りを取り囲んでいる「女」という作品が印象に残りました。真ん中に坐している女が妙にグロテスクで威圧的。周りの男たちの軽薄さと対比しています。マザコンだったのかしら?地方主義という作風の画家に傾倒していた若いころの作品です。

Photo_2 そのころの作品「西へ」というタイトル。家族はしょっちゅう引っ越しをしていたそうです。金融恐慌などもあって暗い時代でもあったのですね。

Photo_3 モダンアートに参入した頃の作品、勢いがいいですね。Blue Moby-Dick. 彼の愛読書は「白鯨」だったそうです。このころの作品に書道のような潔さがあるものが目につきました。

Photo_4 これが今回の目玉作品でもある「インディアンレッドの地の壁画」 1976年にテヘランの現代美術館に買い上げられた作品で200億円とか!そのころ彼はもう亡くなっています。買い上げたパーレビ国王もそのあとすぐに革命でアメリカに亡命。この作品も門外不出だったそうです。こんなに遊んでいるようで無駄な線がない。

残念ながら私が買ったはがきセットの中に最後の苦悩の時代の作品がはいっていません。ブラック・ポーリングという黒い顔料を地塗りしないキャンバスにじかに垂らして、今までと違う効果のある作品になっています。絶頂期の作風から一転してまた新しい作風を生み出そうと苦悩している心と作品の黒く太い線が一致しているように思えます。

まるでソロコンサートを見ているような、部屋を変わるたびに新しい驚きがあって、躍動感に満ち溢れた展覧会です。美術に興味がなくても楽しめます。描いてみたくなるかも。

Photo_5 これはおまけ。彼のアトリエのレプリカ。撮影OKです。エド・ハリスが主演した「ポロック 2人だけのアトリエ」という映画があるそうです。2人というのは画家である妻のリー・クラスナー。献身的に彼を支えたそうです。彼女がヨーロッパに旅していて留守の時に事故で亡くなったそうです。最後の日々を過ごした女性(奥さんではない)に私は画家と何度も口走っていたそうです。つらいですね。

15歳で飲酒を覚え、アルコール依存症から立ち直りかけていたのに、またお酒に手をだしてしまった。アメリカを代表する画家として期待されていた故のプレッシャーも大きかったのでしょうか。そういえば国の宝と称賛されていたH・ヒューストンもコカイン中毒だったそうですね。才能と繊細さと危ういバランス。それを思うとピカソってやはり超人。

Photo_6 この作品は48年に制作に着手しながら放置されていたものを、彼の死後妻のリー・クラスナーが手を入れて完成に近づけた作品だそうです。型抜きされた今にも歩きだしそうな人型・・・。


嬉しい再会

休日の午後、元立川クラスのメンバーが集まってレッスンに来ました。happy01 おしゃべりしているうちに同じクラスにいたOさんの話になりました。大学卒業後インドで働いていたけれど、そろそろ戻ってくるのでは?・・・と。そういえば2週間前に電話があって日本に帰ってきたと言っていたっけ。その時は忙しくて電話も中途半端で終わってしまったけれど、もし自宅(なんと蕨)にいたら呼び出そうよということに。telephone

携帯も新しい番号だから私にかかってきた着信でかけてみると留守電に。しばらくして連絡があったのでどこにいるのと聞いたら、な、なんと天津から帰ってきて、スカイライナーで日暮里に着いたところというのでびっくり。airplane 蕨について自宅に荷物を置いたら遊びに行きますと元気な声。待っているからね。

ちょうど皆の練習が終わってお茶にしようという絶妙なタイミングでOさん登場。思えば昨年の3月11日。立川のクラスの後でOさんとEちゃんの卒業をお祝いしてカレー屋さんで会を予定していたのです。wine もちろん集まれず、その後もクラスがしばらく再開しなかったのでOさんとのお別れ会も出来ないままインドへ・・・。weep

私は昨年末にチェンナイで会えたけれど、皆は1年ぶりの再会で話が弾みました。それにしても日本に帰ってきて2週間なのに、就職試験を受けてうかって、広島のお婆様に会いに行って、中国にも行ってきたという行動力。up 4月から某旅行会社に就職が決まりました。添乗員の国家試験(?)があるそうで頑張って。皆でOさんの添乗員試験の旅行にお客さまで参加して励ましたいねと盛り上がりました。note わがままな私達punch をクリアしたら、どんな難題を吹っ掛けるお客様でも大丈夫かも。

インド舞踊で知り合ったこのグループ。職種も年齢も学校も家庭環境も皆それぞれ違うけれど深くつながっています。家人の転勤で北海道や長野に行ってもずーっと連絡を取り合っていたし、何かあるときは皆で集まって手伝ってくれる頼もしいメンバー。これからも仲良くね。

Oさんのお土産は天津甘栗。美味しかった。cafe

坂東玉三郎・泉鏡花抄

Photo 東銀座の東劇で玉三郎演出、主演のシネマ歌舞伎、泉鏡花抄三部作を上映中です。たまたま近くに行く用事があったのでついでに何か見たいなと思って検索していたら見つけました。すでに第一部の「天主物語」は終了していて第二部の「海神別荘」の最終日直前。タイムテーブルを見たらギリギリ間に合いそう・・・。というわけで思い立った勢いで出かけてきました。run

玉三郎と海老蔵の抱擁しているポスターが美しい。これに惹かれて見たくなったのです。今、練習しているのがアーナンダバイラヴィ。クリシュナとラーダの恋の曲。玉三郎のうっとりした表情がなまめかしくて、この表情を見るだけでも記憶の引き出しに残りそう。

0032 左から「天守物語」「海神別荘」「高野聖」大きな看板が東劇にかかっていました。昼間なのでゆったり見れました。

海老蔵は本人も結婚前の芝居だったので、奥方を迎える海神の公子役にぴったり。(平成21年7月公演)怖いもの知らずのりりしい王子様です。海の資源を結納として地上から輿入れしてきた美女が玉三郎。お互いに一目で惹かれあいますが、美女がもう一度地上を見たいと願うので願いをかなえます。

しかしすでに海底の住人となっている美女は地上の人間には美しい白蛇にしか見えません。父親に撃たれそうになり戻ってきて嘆き、公子に向かい恨みごとを言います。怒った公子が美女を黒潮騎士団に命令して縛りつけ、槍で突くように命じます。美女が公子の手にかかって死にたいというので自ら剣を抜きます。その刹那、公子の気高さ、美しさに美女が心ひかれ微笑むと、その姿に公子も美女を許します。このシーンがとても素敵。公子の剣でお互いの血潮を盃に注ぎ、それを飲み干し終生の愛を誓い大団円。heart04

海の底の公子と地上から送られてきた美女というファンタジックな世界。宝塚の男役スターが公子になって玉三郎を相手にラブシーンを演じたら、もう一味違う現実離れした、神格性のあるヒーロー、ヒロインになるかも。看板が一番濃厚でした。

0022 近くでぐんまちゃん発見。人気者でした。

ラッキーニュース。この三部作が4月14日から5月4日まで追加上映決定です。おまけに95年制作の映画版「天守物語」(若くてイキイキしている宮沢りえちゃんが亀姫)も上映されます。この機会にどれか一つでも見たら面白いと思います。

日本中が祈る

3月11日、午後2時46分。おそらく日本中いたるところで黙とうが捧げられたたことでしょう。私達高碕のメンバーもレッスンを中断して静かに祈りました。Kさんがチベットの鉦を持ってきてくれたので黙とうのはじめと終わりにいい気を振動させてくれました。亡くなった方々の冥福を祈り、頑張っている方々を思い祈りました。゜・。。・゜゜・。。・゜

5月の10周年記念コンサートのチケット収益の半分を被災地に寄付しようという皆の意見。一人でも多くの方に見てもらって、少しでも多く贈りたいねと皆で決意も新たにしました。up 今週末にはチラシも出来上がると思うので皆で頑張って宣伝しましょう。

昨年の観音山でのコンサートもチャリティーを目標の一部に掲げました。この時は観音山FPが責任を持って皆様から預かった大切なお金を東北に支援させていただきました。

今回は出来れば顔の見えるグループに贈りたいという私の案を皆が受けてくれました。いつも明るく前向きな北上のヨガのO先生の活動に使っていただきたいと決定。先日の先生からの手紙には沿岸部は本当に復興が遅れていると悲鳴が。つらい状況を余儀なくされている方達の心と健康のために先生は毎週のように仮設住宅に出かけてヨーガ・セラピーを行っているようです。そんな苦しい状況の中でも、いつかまた祈りの舞を披露する機会を作りますので来てくださいねとおっしゃってくださいます。

この話を友人にしたら、被災している方達も何か自分たちで計画して、実行するということが生きる意欲にもつながるのだからとてもいいことだというのです。

たまたま新聞で2009年の郵便不正事件で不当逮捕され、445日もの間冤罪に苦しんだ木厚子さんが被災地を訪れた時に、皆に大変でしたねと逆に励まされたと書いてありました。人々の優しさに感動したものの、励ましに行った自分が逆に励まされてなんとも言えず恥ずかしい気持ちになったといいます。

けれどそのあとに複数の人に思わぬ視点をもらったと書いてあります。「つらい立場にあっても助けられるばかりとか、励まされるばかりでは嫌ですよね。村木さんを励ますことで被災者の方は元気が出たのではないですか」・・・と。

人間は災いに打ちひしがれながらも、そこから動こうとする力を持っている。その強さ、しなやかさをそっと支えることができたらいいなと思います。

私達はその日が来たら皆でキャラバンに乗って東北道をひた走って駆けつけますからね。お会いできる日を待っています。happy01

夢の教室・・・ピナ

Img2 先週ヴェンダース監督のピナを見て楽しんだ後にピアニストのYWさんから一緒にピナを見ましょうとお誘いが。以前ピナを見たときの感動をお互いにメールしあっていたのでピナと私を同時に思い出したそうです。そこで今週から上映されている夢の教室を一緒に楽しむことに。movie

ヒューマントラストシネマ有楽町(モーニングショーだけ)と渋谷ユーロスペース(モーニングショーとレイトショーだけ)でやっています。私達は渋谷で待ち合わせ。先に着いた方が席を確保ということで、YWさんがいい席を取っておいてくれました。

この夢の教室はダンス経験のない40人の高校生が、ピナの代表作のひとつ「コンタクトホープ」を演じるために集まり、10ヶ月の猛特訓を受けて舞台で実際に踊るまでの映像です。アン・リンセルという女性監督。

最初は照れたり、作品の意図が見つからず途方に暮れていた若者達。ピナと実際に指導する2人のダンサーが自分を見つめ、心を自由に解き放つことを情熱をこめて教えていくその過程が素晴らしい。ダンスのテクニックを教えるのではなく、それぞれが抱える悩みや思いを引き出し、自分で考えさせる。演じる役の心理をつかむことをさせる。根幹的なことを教える指導者とついていく若者たちがすごい。どちらも成熟しているのですね。

ピナは終始柔らかな微笑を浮かべて若者たちを励まします。結果ではなく努力したことが大事といいます。高校生たちにこんなすごい機会を与えられる社会っていいですね。挑戦する内容のレベルを下げたりしないで、若者たちに食らいつかせる。学芸会的な企画でないところがすごい。

YWさんはプロの音楽家に音楽を教える仕事をしている方なので深い洞察力があります。オペラの伴奏を長くやっていたので管楽器のパートを弾きこなせるし、指揮者の棒の意図をつかめます。私のコンサートもよく見てくれて、私が表現したかったことを私以上に言葉にしてくれる稀有な友人です。

Img_00012 YWさんが伴奏を担当しているおば様達の合唱コンサートが11日に牛込箪笥区民ホールで開かれます。入場無料。心地よい歌声をどうぞ。

渋谷はエスニックなお店がたくさんあるのでより取り見取り。ビルの6階にあるベトナム料理のお店でランチ。

0012 私はセロリの炒め物に蓮のお茶。

0022 YWさんは白身魚のタマリンド煮にジャスミン茶。

0032 ベトナムコーヒーは可愛いドリップ容器と一緒に。インドでもステンレスのドリップ容器でコーヒーを落とします。もう少し大きいけれど。これは一人分ずつ落とせるからいいね。下のカップには初めからミルクと砂糖が入っていて甘いコーヒーを楽しみます。普段はブラックで飲むけれど、こういう甘いコーヒーもおしゃべり疲れをいやしてくれていいですね。cafe


美術館で踊ります。

Img2新潟県、浦佐にある池田美術館http://www.ikedaart.jp/ 3月3日から27日まで陶工 吉田明が遺したもの その二 焼きものの本源を問う という展覧会がひらかれます。青梅出身の吉田さん、中学生の時に焼き物に魅せられて独学で学び、八王子や青梅で窯を持って独立していましたが、越後妻有(つまり)の土に魅せられ、この地で窯を作り妻有焼きを起こしました。

著作や展覧会など様々な活躍をしていましたが、2008年に60歳で亡くなりました。突然の死を悼む声。地元で愛されていた陶工の2回目の遺作展です。いつもお世話になっているカメラマンのK氏が吉田さんの青梅時代からの友人。3年前の私のリサイタルの打ち上げの時にいつもシニカルで飄々としているK氏が昨年大切な友人を亡くしたと涙を浮かべて語っていたのが吉田さんでした。本物を知り本物を模索している数少ない芸術家だと評していたのが印象的でした。今回の遺作展でK氏はじめ地元で交流の深かった方達のお誘いで美術館で祈りの舞を披露することになりました。御縁ですね。゜・。。・゜゜・。。・゜

Img_00012私が踊らせていただくのは3月25日、午後2時から約1時間のコンサートです。まだ雪が残っているでしょう。美術館は公園の中、池の前にあります。その環境だけでも素晴らしいところに吉田氏の作品、そして彼を愛する多くの人達に囲まれて天界の陶工になった吉田さんを偲びたいと思っています。

入館料が500円。当日はチャイのサービス付きだそうです。是非いらしてください。

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