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お勧め映画

2 水曜日、時間が空いたので久しぶりに映画を見てきました。渋谷のイメージフォーラムで13日から始まった「ハーブ&ドロシー」。

ニューヨークに住むアートを愛するご夫婦のお話。郵便局員と図書館の司書のカップルは結婚してから絵画のクラスを受講していましたが、ひょんなことから現代アートを一点手に入れます。これ以後、描く側から集める側に。二人のコレクター人生が始まります。基本は二つ。自分たちのお給料で買える作品自分たちの1LDKのアパートに収まる作品。奥さんのドロシーのお給料を生活費に。ハーブのお給料を作品を買うお金に。

つつましい生活の中で、でも貪欲に絵を見て歩き、目を肥やし作家達と出会い30年の歳月をかけてコツコツ集めた作品は、いつしか20世紀のアート史上に名を残す作家の名作ばかりに。買った当時は無名作家の安かった作品も、長い年月ののち大御所となった作品ばかり。この二人の審美眼に脱帽です。こうやって集めた作品で、小さなアパートの壁から、ベッドの下から、トイレから、キッチンまで埋め尽くされていたそうです。ため息!!!

数点でも売ればお金持ちになれるのに。1992年なんと二人は、1点も売ることなく4000点もの作品をナショナルギャラリーに寄贈をします。あっぱれ!!このニュースが世界中に知れ一躍有名になった二人。今はコレクションをしていませんが、ニューヨークの1LDKのアパートで年金生活をしながら、猫と亀と魚とアートに囲まれて仲良く暮らしているそうです。自分達が寄贈した作品を多くの人たちと分かち合い、たくさんの友人を持ち、アートを愛して幸せな人生を送っている二人にブラボー!

Img_00012 The Collectors   Will Barnet  1977

二人が作品を見るときの様子を描いたドローイング。ハーブは猟犬のように作品の中にぐいぐい入り、ドロシーは立ち止まって全体を俯瞰している。

長い年月を共通の生きがいを持って過すことのできた幸せなご夫婦です。お互いを慈しみ、助け合い、楽しく暮らせたらいいですね。狭いアパートの中の会話もユーモアにあふれていてキュートな映画でした。

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コメント

先生のブログ見てピピピと興味アンテナが

午後に丁度下北沢に行く予定があったので、早速今日見に行って来ました

とってもキュートでキュンとしました
アートをお金儲けのためじゃなくて愛をもってコレクションしている事がステキです

私の好きなこと、自分の時間とお金と労力をかけたい大切なものって何だろう?と帰りの電車で考えました

いつもステキなものや美しいものにアンテナを張っている先生とそのセンスに脱帽です
またお勧めがありましたら教えてください~

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